古都さんぽ48 茶谷明宏
¥880
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880円で手に入る、小さな京都を切り取った91枚の物語
91ページというボリュームながら、わずか880円という手頃な価格で、まるで古都の時を止めたかのような一冊が手に入る。旅・風景写真集の新定番といっても過言ではないこの「古都さんぽ48」は、写真家・茶谷明宏が丹念に紡ぎ上げた、京都の隠れた魅力を余すところなく切り取った作品だ。季節の移ろいを感じさせる石畳の道、静寂に包まれた祇園の路地、木々の緑が映える東山の風景――。ロケーションはもちろん、モデル不在ながらも存在感を放つ光の使い方や構図の妙が、ページをめくるたびに新たな発見をもたらす。着物の袖口や帯の模様が鮮やかに浮かび上がるシーンでは、伝統の美しさが一層引き立てられ、着物を着た人なら思わず見入ってしまうだろう。一方で、すれ違う人々の背中だけが映るアングルや、雨に濡れた路面が織りなすモノクロの世界もまた、この写真集ならではの魅力。都会の喧騒を忘れ、時の流れに身を任せたい人にとって、まさに理想の一冊となる。写真集を通じて、古都の息づかいを感じながら、自分だけの「さんぽ」の時間を手に入れてほしい。








