月刊アオハル・セゾン 7月文月 撮影・近藤太
¥2,200
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夏の終わりを纏った一冊、透ける光と影の織りなす官能
白いレースのワンピースが朝露に濡れ、滑らかな肌に粒々と付着する。その一枚は、文月と呼ばれる7月の風景へと続く。撮影を手がけた近藤太は、モデルの体のラインを捉えるカメラを通して、季節の移ろいと共にある裸の美しさを切り取った。都会の片隅にひっそり残るレトロなカフェのテラスでは、モスグリーンのテーブルクロスに映えるコーヒーカップと、指先で摘むように持たれた煙草の煙が描く輪が、淡い官能を演出する。一方で、川沿いの土手に敷かれたビニールシートの上では、日焼けの跡がうっすら残る背中を弓なりに反らせ、水面に映る自分の姿を確かめるようなポーズが連なる。ジーンズの裾をたくし上げた脚は、水に浸かるたびに白い泡が弾ける。夏の終わりを告げるような、幾重にも重なる透明感と官能が、203ページにわたって展開される。この写真集は、見る者を夏の終わりの静かな余韻へと誘う。官能と儚さが同居する一冊を手に取れば、日常から離れ、どこか懐かしい時間に浸ることができるだろう。








